鼻曲山

9月23日(金) 晴れ 24.8℃
【コース】霧積館駐車場<6:07>━━十六曲峠━━鼻曲峠━━鼻曲山<7:57>━━鼻曲峠━━十六曲峠━━霧積館駐車場<9:30>
トータル行動時間   3時間23分


6:07<0分>霧積温泉きりづみ館
作家、森村誠一の代表作『人間の証明』の舞台となったのがこの温泉です。
明治18年、横川まで鉄道が開通し、霧積温泉(当時は入りの湯)の開発も進められた。
高官、富豪、文人などの来遊が後を絶たなかったが、明治43年大水害により全滅。
その後、大正になって霧積温泉と名を改めて復活したが、現在では、たった2軒しか宿は残っていない。そのうちの一つがここです。


県道53号線(北軽井沢松井田線)は道幅が狭かった。結構距離も長いし・・対向車が来ないことを祈りながら進みました。
駐車場には、旅館の宿泊客と思われる車が3台。
正面の黄色い看板のところは通行止めになっていて、ここからスタート。


橋を渡る


ノコンギク


オトギリソウ


山道を蛇行しながら登ると、林道に出ます。
左に進むと、もう一つの温泉旅館金湯館があります。
この看板が鼻曲山の登山口となります。


土を切り裂いたような道を進むのですが、最初はこれが登山道?と思いました。
自分の身長以上に切り裂かれた土の中を進むのは初めての体験でした。


ある程度登ると、ブナやミズナラの生える森林道です。


黄緑色の葉っぱの隙間から差す朝日が心地よかった。


大きなブナ・・・ブナやミズナラの大木を沢山見ることができます。
大木というのはなぜか精霊的なものを感じます。


白い花


崩落箇所・・・ロープが張られています。

ここの岩肌がトリカブトの群生地になっていました。


まだ土が濡れていて滑ります。


白い花


トリカブト
登山道では頂上付近とあわせて3箇所ほどトリカブトの群生地がありました。
毒草ですが蜂が蜜を一生懸命に吸っていました。


7:57<110分>鼻曲山山頂


頂上は南東側しか展望できません。


一面の山並み・・・素晴らしい景色です。


馬頭観世音 大正3年 11月1日
長い間、登山者を見守ってくれています。
自動車社会に変わるまでは沢山の人々が往来していたことでしょう。
人が山に入らなくなる・・・と考えると何か怖さを感じてしまいます。


9:30<203分>駐車場
到着間際に初めて登山者とすれ違いました。埼玉県からきた2人組みのおじさんでした。
私がもう登ってきたと話したら驚いていました。<おまけ>

時間に余裕があったので霧積ダムを見学しました。


1975年 洪水調節、農地防災の目的で建てられました。


流木がたくさん・・・掃除も大変だろうな〜


迫力の放水シーン
【感想】碓氷峠の山奥、長野と群馬の県境にある鼻曲山。名前は変ですが、ブナやミズナラの森林地帯やたくさんの野鳥が住む、良い山でした。
アクセスの問題なのか?基本的に登山者は少ないようです。