谷川岳・茂倉岳(その2)

初めての谷川岳登山。西黒尾根コースから谷川岳山頂(トマの耳、オキの耳)へ・・・素晴らしい紅葉を目の前に気持ちも高ぶる。休憩もほとんど取ることなく、一気に一ノ倉まで・・・一ノ倉岳山頂の最後の登りはきつかった・・・


一ノ倉岳山頂を越えると景色が一変します。


笹の稜線を過ぎると、枯れ草の草原地帯・・・金色の絨毯
あまりに綺麗だったので登山道を外れて、埼玉の人に写真をお願いしました。


さっきの紅葉からまるっきり違う世界へやってきました。


9:59<220分>茂倉岳山頂
コーヒータイム・・・温かい飲み物が美味しい季節になってきました。


【茂倉岳】プロフィール
谷川連峰中央部やや北寄りの国境稜線上、一の倉岳の北西に隣り合うようにそびえている。標高1,978mは谷川岳オキの耳よりも高く、連峰中でも、仙ノ倉山、平標山に次ぐ高さ。国境稜線が新潟県側に張り出した場所に位置するため、群馬県側からその全容を望める場所はないが、新潟県湯沢町側からは仙ノ倉山、万太郎山と並び立つその雄姿を仰ぎ見ることができる。特に積雪期や残雪期、青空をバックに連なるその姿は日本アルプスに匹敵する第一級の山岳景観といっても過言ではないだろう。(上毛新聞社 ぐんま100名山より)


ここから眺める一の倉岳や谷川岳はまた違います。


美しい


一ノ倉からの稜線を望む・・・いかに切り立ったところか良くわかります。


オクの耳に戻ると、人人人・・・でした。
ロープーウエイ駅からきた人達の行列です。


綺麗ですね〜


トマの耳もすごい人ごみ。平日だということを忘れさせます。


肩の小屋


帰りは天神尾根から帰りました。続々と登山者がやってきます。
日差しが強くて暑い。


空の青、枯れ草の黄色、笹の緑・・・ほんとうに綺麗です。


天神尾根の紅葉。みなさんの感嘆の声が上がります。


熊穴沢避難小屋


黄色の木道


お昼の高い日差しを浴びて、さらに綺麗に紅葉が写ります。


土合田尾尾根コース


ここからは誰とも会うことが無く、静かな山道でした。


田尾尾根登山道が終るとロープウエイの真下・・・大きく開けていて砂利道を進みます。


近くには沢があり、沢の流れる音と、ロープーウエイの音が疲れた体に心地よかったです。


13:12<413分>慰霊碑駐車場
この慰霊碑は谷川岳で亡くなられた方の慰霊碑です。
これだけ美しい山ですが、死者の多いことから『魔の山』とも呼ばれています。
すでに1931年(昭和6年)から統計が開始された谷川岳遭難事故記録によると、2005年(平成17年)までに781名の死者が出ている。この飛び抜けた数は日本のみならず世界のワースト記録としてギネス認定されている。素晴らしい感動を与えてくれる山ですが、このような悲しい歴史も背負っています。
死者の御冥福をお祈りいたします。
【感想】初めて谷川岳に来ましたが、登ったコースも天気も最高で、これ以上は考えられない、非常に良い登山でした。また谷川岳についていろいろと学んで、こんどは縦走にチャレンジしようと思います。