半出来温泉

10月18日(火) 晴れ  24.3℃
四阿山で出会った夫婦に薦められてやってきました。
                 半出来温泉 {はんできおんせん}


群馬県吾妻郡嬬恋村、国道144号線、長野街道沿い、民宿『登喜和荘』内にある温泉です。


入湯料 ¥400(90分)を払います。

半出来という名称は地区名から頂いたもので、その昔作物が十分に収穫できなかったところからきていると言われています。珍しい名前ですね。


内風呂
最初の印象・・・汚い!源泉賭け流しはわかるけど、浴槽に苔が付いてるし、ヌルヌルしてます。掃除してる?<温泉いついて>当温泉は源泉をそのまま使用してます。加温、循回等一切しておりません。露天の樽風呂は、冬の寒い時期でも入れるようにと、昔味噌を仕込むために農家で使った物を再利用しています。そのため、いたむとなかなか代わりがありません。
また、泉質、泉温、紫外線等の影響により藻が発生する事がありますが(屋根をつければいいのですが、青空、月、星が見づらくなるのでつけません)決して掃除をしてないわけではありません。
身体に気泡がつくのは、温泉に炭酸ガスが含まれるためです。あちこちで入浴剤や、塩素(殺菌剤)を入れたり、温泉と偽ったりすることが起こってます。今後、温泉に対する評価はますます厳しくなることと思いますが皆様のご指導ご協力宜しくお願い申し上げます。 (館主より)


混浴露天風呂
露天風呂は、女性専用と混浴と2種類あるそうです。
自然に囲まれています。覗き見を気にして囲いをつけて開放感のない露天風呂が多い中、なかなかの開放感です。


お湯はちょっとぬるいので長めに入るには丁度よいですね。<泉質>ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)
微かなアブラ臭。味はしょっぱくて複雑な感じです。
飲むことも出来て、胃腸に効くそうです。


「温泉から出るときは、体を洗い流さないで出てください。」と注意書きが書いてあったので、その通り出てきました。
結果、思いのほか体がポカポカなのには驚きました。帰りの車の運転が眠くて仕方なかった。
ちょっと汚くて、躊躇してしまいますが、自然そのもの。御主人のこだわりを感じる面白い温泉でした。