表妙義縦走(その2)

日の出とともに妙義神社を出発。先月登ったときよりも速いペースで相馬岳まで進む。急な斜面を登っては降り、降りては登り・・・一体鎖を何度つかんだことか?そして、とうとう本日のメインイベントである『鷹戻し』へ到着。緊張の中、無事通過することが出来ました。


鷹戻しの終点を振り返る。岩壁に張られている白い看板には『スリップ注意!クサリを離すな』と書かれています。
もし足が滑ったりして鎖からも手が離れたら一巻の終わりです。
もし・・・を考えると本当に怖いです。


あとは金洞山の山頂を目指すのみですが・・・ここまで一気に歩いてきたことと、鷹戻しの緊張感からの疲れもあったので初めての小休止をとりました。
ここで本日は初の登山者と出会う。埼玉県の蕨市から来たというご老人。年齢はなんと71歳。
妙義山は何度も来ていて、登山経験はかなりのもの、ロッククライミングもやるとか・・・
沢山お話を聞かせていただきました。鷹戻しは、安全装置が無くても、岩登りの経験があれば、重心、そして手や足の使い方で安全に上り下りが出来るという・・・ぜひ岩登りも覚えたほうが良いと言われました。
今日は堀切まで行って中間道から中之嶽神社へ戻るそうです。御礼を言って別れました。


この後も鎖場は続きます。縦走も終盤を迎え体力的にも精神的にも気が緩むとき、充分に注意を払います。


白雲山に比べて金洞山は、標高こそ低いですが、全体的にやせ尾根で、切り立った主峰がいくつも点在しています。ですから登りきったもつかの間、すぐに降りて、またすぐ登るという感じです。


事故多し・・・慎重に降りました。


切立った岩峰


金鶏山


狭い山頂を降ります。


隣の主峰


金洞山の最高点(中之岳)と勘違い・・・金洞山(東岳)山頂


真下に石門群が見えます。色づいてきれいです。


中之嶽神社の駐車場が見えます。今日はお客さんが少なめです。


鎖場の連続


ここも長かった・・


9:49<219分>金洞山最高峰中之岳山頂
まさかここが最高峰と思わず、石祠も後ろから撮影・・・


鎖が見えますかね?やはりこれは登山というより岩登り?


中之嶽神社への分岐です。狭い岩場を降りました。


金洞山の登山口まで来ました。ここまで来ると沢山の人たちと出会います。声を聞いてほっとします。


関西から一泊できた登山者。
いろいろと質問されました。


第4石門と大砲岩


この中間道はこれで4回目。縦走の疲れが膝にきているのでストックを使います。
妙義神社までは、一般道路〜金鶏山〜一般道のコースが最短なのですが、せっかくここまで来て中間道を通らないのもつまりません。紅葉を眺めながらゆっくりと歩きました。


こんな岩の庇など、バラエティーに富んだ登山道で私は大好きです。


紅葉がさらに深まるとより一層綺麗なんですが、今年は遅いですね。あと1週間かな?


白雲山・・・ここでまた鷹戻しで出会ったおじさんと再会。「速いな〜」と驚かられる。
またまた長話。今度は冬山についていろいろと教えていただきました。
こうやって情報交換することで、また勉強になります。


本読みの僧


なぜかシンガポールドルのピン札が・・・海外旅行で余ったお金ですかね?


大黒の滝
水は流れていません。


11:45<345分>道の駅みょうぎ駐車場
こちらの駐車場は混んでいました。
【感想】表妙義縦走を達成。金洞山は想像以上の厳しい山でした。まさか、あれほど鎖場が多いとは思っても見ませんでした。もう岩登りですね。知識や経験も無く、体力任せに登りましたが、やはりもう少し勉強して安全に登れるようになりたいと思いました。次は裏妙義にもチャレンジしてみたいです。