谷川岳・万太郎山(その2)

今朝は4:00に土合駅を出発予定でしたが、寝坊しました。天気は予報どおり曇り。新潟県は一日晴れの予報なので山頂に行けば天気が好転するかも?と期待をこめてスタートしました。西黒尾根登山口からはいつもの急登り。登山道は靄で、写真を撮っても画像がぼやける。若干雨も降っているようだ。ラクダのコブを通過すると、厳剛新道との合流点で老人2人が休憩していました。谷川岳まででピストンするとのこと、先に行かせてもらう。氷河の跡も難なく通過すると、早くも下山者が・・・話を聞くと「積雪があり、谷川岳山頂まで行けなかった。装備(アイゼン)が無いので諦めて引き返しました。」とのこと。私は前日に他の方のレポートを見ていたのでアイゼンやピッケルなどの装備は必要ないと思っていました。疑いつつも先に進む。しばらくして雪田に到着。確かに歩きづらいがキックステップを踏んでゆっくり進めば問題なし。無事、谷川岳山頂まで行くことができました。肩の小屋からオジカ沢ノ頭までは緩やかな登山道。途中、岩場の急坂が濡れていて危険でしたが、特には問題ありませんでした。靄で周りの景色が見えないのでお花以外は見るものも少なくペースも速まります。なんだかんだと、あっという間に大障子ノ頭まできてしまいました。


9:39<296分>吾策新道分岐


9:42<299分>万太郎山山頂
【万太郎山】プロフィール
谷川連峰の中央部西寄り、谷川岳から平標山への縦走路のほぼ中ほどに位置している。群馬県側の川古温泉から毛渡乗越経由で登るルート、新潟県側の土樽から吾策新道があるが、いずれも往復10時間以上に及ぶ標高差1300mの登降に加え、近年コースも荒れ気味で一般的とはいえない。(上毛新聞社 ぐんま100名山より)


清水トンネルの工事で亡くなった方の慰霊碑。大正から昭和の初めまで3交代の突貫工事だったそうです。


茶色の民家の手前を右に曲がると土樽駅の反対側のホームに出られます。
標識が無くて少し迷いました。


11:54<431分>土樽駅


次の電車まで自販機でコーラを買って休憩。
登山靴がだいぶ汚れました。


12:16 土樽駅出発


12:29 土合駅到着


12:29<466分>土合駅


土樽━土合 片道¥230
【感想】天候は最後まで良くありませんでした。下界は晴れていて暑いくらいでしたけど・・・仕方が無いです。今回は初めてのコースなので少し多めに時間を見積もっていましたが、予想以上に速いペースで万太郎山まで来てしまい、このまま平標山まで主稜縦走してしまおうかと思いましたが、登山届けも出してしまっているので、予定通りのコースにしました。吾策新道には熊も生息しているということで、ちょっと怖かったですが、下山時には登山者が4人も登ってきたので安心して降りられました。それにしても荒れていて酷いコースでした。急斜面だし、特に今日は蒸し暑く、虫も沢山居て大変だったようです。(私は下りだったのでまだ良かった。)次は天気の良い日に平標山までですね。ぐんま100名山も残り15座になりました。

出会った花