草津白根山・横手山(その2)

曇り空のなか、白根レストハウスに到着。サービスセンターで白根山について軽く勉強してからスタート。平日にもかかわらず、8:50頃で20〜30人位は人が居ました。この時期、ほとんどの方が白根山のコマクサを観に来ています。私もその一人です。ロープーウエイ山頂駅から登山道を登りあがると、コマクサの群生地が広がります。前方に見える大きなくぼみが、から釜と呼ばれていて、昔、本白根山が噴火した跡だそうです。ゴツゴツの岩場に咲き誇るコマクサはとても神秘的・・・今日は前日の雨露に濡れた姿が更に良かったです。初めてでしたが感動しました。しばらく登山道を歩き、本白根山(遊歩道)最高点に到着。先ほどまでの曇り空から一変、青空に変わりました。またまた感動。何枚も何枚もコマクサを撮影しました。十分撮ったところで下山開始。帰路は本白根山展望所、鏡池経由で無事レストハウスに帰着。次は芳ヶ平へ・・・


11:34<161分>白根レストハウス


白根山の湯釜を巻くように進みます。


残雪の下から水が流れてきます。
湯気が立っているので温泉?と思いきや、触ってみると冷たくて、硫黄臭もほとんどしませんでした。


白根山、独特の山容。硫酸ガスが発生していて近くには行けません。


12:19<206分>芳ヶ平ヒュッテ
なかなか評判の良い山小屋らしい。


5月に熊の目撃情報があった芳ヶ平に到着。
三脚を立てて、ワタスゲを撮影している老人。
ここから芳ヶ平周遊コースへ進む。


池塘ワタスゲ


きれいなワタスゲ・・・まるで尾瀬に来ているようです。
白根山のコマクサしか頭になかったので、横手山の途中にある芳ヶ平は全くのノーマークでした。


芳ヶ平・・・独り占め。湿原の向こうから今にも熊が顔を出してきそうな雰囲気です。


綿管(ワタスゲ)
高さ30-50cm。花期は5-6月。白い綿毛を付ける果期は6-8月。花が終わると直径2-3cmの名前の由来ともなっている白い綿毛を付ける。この綿毛は種子の集まりである。


またまたワタスゲ・・・きれいですね〜


木道の向こうに見えるのが白根山です。
後で知った話ですが、この芳ヶ平から見る白根山、あの『日産スカイラインの命名の地』だそうで、またまたビックリ!
今日はガスで展望はイマイチでしたが、次回はぜひスカイラインが命名された、白根山の全容を見て見たいと思いました。


芳ヶ平から見る白根山は、先ほどとは打って変わって、きれいな緑色。
見る場所によってさまざまな表情を見せてくれる・・・これも魅力のひとつです。


きれいな芳ヶ平も終わり、300名山、横手山を目指します。


芳ヶ平から渋峠への登りも舐めてはいけません。
今日はハイキングスタイル、ハイキング気分で来てしまいましたが、結構なボリュームと険しさ・・・


13:18<265分>渋峠
渋峠ロッヂの花壇の花


県境の宿 渋峠ホテル


横手山へはリフトを利用するのが一般的。
私は登山者なので、横の舗装道路を歩いて登りました。


13:46<293分>横手山山頂 ※横手山三角点は別のところにあります。
横手山】プロフィール
横手山は日本300名山の一峰であり、信州100名山のひとつでもある。日本海と太平洋の分水嶺としての高さと、山頂の大パノラマによるもので、また志賀高原を代表する山でもある。山腹はスキー場として知られ、厳冬期の樹氷の美しさは有名である。横手山はもはや山ではなくなったといわれてから久しい。熊の湯から奥へ奥へと延びたリフトは昭和39年ついに山頂に達した。同40年に志賀草津高原ルートが完成し、渋峠を越えている。群馬側からは渋峠からリフトを利用して11分、降りてから3分も歩けば頂上に着く。(上毛新聞社 ぐんま100名山より)


横手山頂展望台


360°の大パノラマが広がるはずが・・・真っ白でした。残念。


横手山の三角点は、この展望台から左方向へ進み、横手山神社の鳥居をくぐればあるそうです。知りませんでした。

出会った花