至仏山・笠ヶ岳・尾瀬ヶ原(その3)

朝6:00に鳩待峠を出発して、至仏山笠ヶ岳と登る。沢山の高山植物。綺麗なお花畑に心癒される。鳩待峠まで戻るが、時間、体力ともに余裕があるので、尾瀬ヶ原に向かった。


山の鼻へ・・・登ってくる人たちはみな苦しそう。


ブナの林が綺麗です。

12:24<382分>山の鼻ビジターセンター


山の鼻に住む燕・・・ヒナが鳴いていました。


薊(アザミ)
キク科アザミ属 (Cirsium) 及びそれに類する植物の総称。標準和名を単にアザミとする種はない。スコットランドの国花。
葉は深い切れ込みがあるものが多い。また葉や総苞にトゲが多く、さわるととても痛いものが多い。頭状花序は管状花のみで作られていて、多くのキクのように周囲に花びら状の舌状花がならばない。花からは雄蘂や雌蘂が棒状に突き出し、これも針山のような景色となる。花色は赤紫色や紫色をしている。種子には長い冠毛がある。
若いときには根出葉があり、次第に背が高くなり、茎葉を持つが、最後まで根出葉の残る種もある。草原や乾燥地、海岸などに出るが、森林内にはあまり出現しない。別名刺草。名前の由来は、アザム〈傷つける、驚きあきれる意〉がもとで、花を折ろうとするととげに刺されて驚くからという説がある。


至仏山


九蓋草(クガイソウ)
ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草
茎は円形で直立し、株立ちになり、高さは80-130cmになる。葉は4-8枚が輪生し、単葉で長さ5-18cm、幅2-5cmになり、形は長楕円状披針形で先端がとがり、基部にはごく短い柄があるか無柄で、縁には多くの鋸歯がある。
花期は7-8月。茎の先端に穂状になる長い総状花序をつけ、淡紫色の多くの花をつける。花序は長さ10-25cmになり、花序軸には短い毛が散生する。花冠は長さ5-6mmになり、先端は4浅裂し、裂片の先端はややとがる。雄蕊は2本あり、花冠から長く突き出る。果実は螬果で長さ2.5mmの卵形になる。
茎に輪生する葉が層になってつくので、九蓋草、九階草の名がある。


燧ケ岳


金光花(キンコウカ)
ユリ科キンコウカ属の多年草APG植物分類体系では、キンコウカ属はキンコウカ科に分類されている。
花茎の高さは、20から40cmくらいになる。葉は根生し、形はアヤメのような剣状線形。花期は7月から8月で、花茎の上に花被片6枚の星型の黄色い花を総状につけ、下方から開花していく。毒性のあるサポニンを含む。


未草(ヒツジグサ)
スイレンスイレン属の水生多年草
地下茎から茎を伸ばし、水面に葉と花を1つ浮かべる。花の大きさは3〜4cm、萼片が4枚、花弁が10枚ほどの白い花を咲かせる。花期は6月〜11月。
未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから、ヒツジグサと名付けられたといわれるが、実際は朝から夕方まで花を咲かせる。


燧ケ岳


小葉擬宝珠(コバキボウシ)
ユリ科ギボウシ属の多年草。狭義には、前掲の種のH. sieboldii var. sieboldii f. spathulata(シノニムH. helonioides)を言う。
花茎の高さは30-50cmくらいになる。葉は根生葉、形は長楕円形、披針形で、葉の長さは10-20cm、幅は4-8cmくらいになり、葉柄がつく。花期は7-9月で、漏斗型の濃い紫色から淡紫色の花をやや下向きにつける。花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。オオバギボウシに比べると全体に小さい。


燧ケ岳


景鶴山


13:06<424分>牛首分岐
思いのほかお花が少ないのでここで帰ることにしました。
目的の景色も、未草も撮影できたので満足です。


至仏山


未草(ヒツジグサ)


至仏山


ニッコウキスゲ


13:38<456分>山の鼻


この登り道も、4月30日の景鶴山以来でしたが、あのときの積雪路に比べたら気になりません。


山荷葉(サンカヨウ)
メギ科サンカヨウ属の多年草
高さは30〜70cm。花期は5〜7月。茎の先に直径2cmほどの白色の花を数個つける。大小2枚つく葉はフキのような形をしており、花は小さい葉につき、葉の上に乗っているように見える。大きい葉には花がつかない。花のあと、濃い青紫色で白い粉を帯びた実をつける。実は食用になり甘い。


14:23<501分>鳩待峠
到着すると14:30発のバスが待機中・・・汗を拭いて、コーラを買ってから乗り込みました。


14:58 戸倉駐車場
【感想】夏休みの尾瀬は観光バスと学生さんが沢山来ていました。至仏山のお花畑、笠ヶ岳のお花畑、それぞれ楽しめました。最後の尾瀬ヶ原は去年の7月11日に来たときと比べたら・・・・ニッコウキスゲもほとんど咲いていなく、湿原の昆虫やら・・・非常に物足りなさを感じました。今年はハズレ年なのか?ニホンジカによる植物の食害もどうやら原因のようです。次回は紅葉の燧ケ岳を予定しています。ぐんま100名山も94座。残り6座となりました。

出会った花