一ノ倉沢

9月9日(日) 晴れ 31.5℃
コース】慰霊碑駐車場<10:44>━━谷川岳ベースプラザ<10:53>━━谷川岳山岳資料館<10:55>━━マチガ沢<11:29>━━一ノ倉沢<12:11>━━ブナのしずく<12:40>━━JR見張り小屋<13:35>━━湯檜曽川沿い(新道)━━土合橋━━慰霊碑駐車場<15:27>
トータル行動時間    4時間43分(同行者1名)


10:44<0分>慰霊碑駐車場
さすがに日曜日・・・慰霊碑駐車場は1台ほど空きがありなんとか駐車できました。


10:53<9分>谷川岳ベースプラザ


10:55<11分>谷川岳山岳資料館


月輪熊(ツキノワグマ)
ツキノワグマ(月輪熊、Ursus thibetanus)は、哺乳綱ネコ目(食肉目)クマ科クマ属に分類される食肉類。別名アジアクロクマ、ヒマラヤグマ。
日本におけるツキノワグマの分布をみると、まず東北から関東・中部さらに近畿から岡山・鳥取の県境付近(東中国山地)まで、連続した分布域が存在する。本州ではその他、紀伊山地と西中国山地(広島・島根・山口県境)に隔離された孤立分布域が認められる。四国の分布域は、剣山山系(徳島・高知県境)に限られており、繁殖は確認されているものの、このままでは絶滅の可能性が高いとされている。
九州では、クマと断定された目撃情報すら極めて少なく、現在でも繁殖しているという確実な証拠は得られておらず、すでに絶滅したと考えられる。2012年8月28日、環境省レッドリストの改訂版を公開し、その中でニホンカワウソとともに九州のツキノワグマを「絶滅」に指定した。九州では、1987年に大分県豊後大野市の山中でオスが射殺されたものが最後の記録である。


このテントはマッターホルン初登頂者、エドワード・ウインパーが1862年に考案したテントで、耐風製に優れ、防寒対策の内張りがあり積雪期のテントの代名詞として使われていた。


11:29<45分>マチガ沢


笠ケ岳と白毛


大犬蓼(オオイヌタデ
【花期】5〜11月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】すね〜背丈
【環境】人里・田畑,河原・渓流,原野・草原,湿地・池沼


草を眺めているわけではありません!!
ここが「氷河のといき」です。
この辺りは昔、氷河で削り取られた岩石や土砂が堆積した地層となっていて、その地層の空洞に流れる冷水によって隙間から冷風が流れる仕組みになっています。まさに天然の冷房です。涼しくてしばらく離れたくなかったです。


ガイドツアーに参加している方々・・・しっかり座学しています。
背景の白毛門が綺麗です。


12:11<87分>一ノ倉沢
一ノ倉沢でみなさん昼食中。おにぎりが美味しそうでした。
沢の水がとても冷たくて気持ちよかった。


黄縁立羽(キベリタテハ)
ベリタテハ(黄縁立羽)Nymphalis antiopa は、チョウ目(鱗翅目)・タテハチョウ科に属するチョウの一種。北半球の温帯から寒帯に広く分布するタテハチョウで、和名通り翅の外縁が黄色になる。


ここから先は舗装されていません。


12:40<116分>ブナのしずく
ここで一休み・・・ブナのしずくでコーヒーを入れました。


更に進むと新道への分岐。
旧道は武能沢で崩落があり、通行禁止となっていました。
新道へ向かって一気に下ります。


13:35<171分>JR見張り小屋
蓬峠から下山してきた登山者とすれ違いました。


新道に入ると「クマ出没注意」の看板が目に付きます。
怖いので2人で話しながら進みます。


湯檜曽川にでると森林管理の腕章を付けたおじさん2人組に出会いました。


釣船草(ツリフネソウ
ツリフネソウ(釣船草、吊舟草、学名: Impatiens textori)は、ツリフネソウツリフネソウ属の一年草である。ムラサキツリフネ(紫釣船)とも呼ばれる。
東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布する。
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。キツリフネとともに群生していることも多い。日本には同属では、ハガクレツリフネも生育している。草丈は、40-80 cmほどに生長する。葉は鋸歯(縁がギザギザになる)で、楕円形から広披針形、キツリフネより広披針形に近い傾向がある。花期は夏から秋(山地では 8月頃から、低地では 9-10月)。茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3-4 cmほどの横長の花が釣り下がるように多数咲く。稀に白い色の花がある。花弁状の3個の萼と唇形の3個の花弁をもち、距が長く筒状になっている。下の花弁の2個が大きく、雄しべが5個。その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることや花器の釣舟に似ていることが名前の由来と考えられている。花の形はキツリフネに似るが、色が赤紫色であることと、花の後ろに伸びる距の先端が渦巻き状に巻くこと本種の特徴である。なお一般にツリフネソウ属の花は葉の下に咲くが、本種はその例外である。大きく深い花がたくさん咲き距の部分に蜜がたまり、主にマルハナバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、花粉を媒介する。種子が熟すと、ホウセンカなどと同様に弾けて飛び散るように拡がる。


土合橋からの眺め・・・こんな綺麗な滝があるなんて知らなかった。


15:27<283分>慰霊碑駐車場
帰りに湯檜曽温泉の足湯に浸かりました。
20分間ゆっくりと・・・気持ちよかったです。
【感想】初めての一ノ倉沢。曇りの天気予報でしたが見事に晴れ間も出てきて、まずまず・・・予想以上に歩いている人が多かったです。しかしほとんどの人達は一ノ倉沢までのピストンで私達のように湯檜曽川まで下山して復路は新道を歩く人はいませんでした。夏の終わりの暑い日差しの中、林の中はとても快適でした。「氷河のといき」も体験できたし、一ノ倉岳がもっと綺麗に見えたら尚良かったです。