火打山(その4)

黒沢池ヒュッテから笹ヶ峰方面へ少し登り上げると、大きな湿原が広がる。綺麗な草紅葉は尾瀬を髣髴させる。誰も居ない木道を一人静かに歩く・・


黒沢池


一人・・・静かな湿原を歩きました。


お花も咲いていない湿原・・・これがまた良い・・


丸太橋を渡り再び登り上げる。


山母子(ヤマハハコ)
茎の高さは30から70cmほどになり、茎には灰白色の綿毛が密生する。葉は無柄で茎に互生し、形は線状披針形。葉の表面はつやのある緑色だが、裏面は茎と同じ灰白色の綿毛が密生する。葉脈は3本あり、縁は全縁でやや裏面に巻き込む。花期は8月から9月で、茎の上部に淡黄色の頭花を散房状につける。白いカサカサした花びら状のものは総苞片。
日本では、北海道、本州(長野県および石川県以北)に、日本国外では、千島、樺太、カムチャツカ、中国、ヒマラヤ、北アメリカに広く分布する。山地の日当たりのよい草原、崩壊地、道路法面などに群生する。


10:47<351分>富士見平


十二曲りまで来ると再び綺麗な紅葉がお出迎え。
朝よりも日差しが強いぶん、紅葉が映えます。
本当に綺麗で、これまでの疲れも吹き飛びます。至福のとき。


こんな感じでところどころに木の階段が設置されています。
非常に整備された登山道でした。


黒沢橋より上流側を望む


12:04<370分>笹ヶ峰登山口
【感想】綺麗なブナ林〜高谷池〜天狗の庭〜火打山〜黒沢池・・・綺麗な紅葉と池塘群の草紅葉。素晴らしい景色に感動しました。新緑やお花の咲く時期に再訪したいです。帰りのブナ林では、ガンに侵された、おばさんと出会い「死ぬ前にもう一度火打山に登りたい・・・」お話を聞きました。地元新潟県在住の方でしたが、いろいろと心に残るお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。

〜おまけ〜
笹ヶ峰登山口の近くには笹ヶ峰牧場があります。
牛が放牧されていました。のどかで気持ちのよい場所でした。