屋久島旅行【宮之浦岳縦走1日目】

5月8日(月)

【コース】白谷雲水峡<11:20>---楠川歩道---白谷山荘<12:00>---苔の森---辻峠---太鼓岩<12:35>---辻峠---大株歩道入口<14:30>---翁杉<14:49>---ウイルソン株<14:55>---大王杉<15:35>---夫婦杉<15:45>---縄文杉<16:05>---高塚小屋<16:20> 

トータル行動時間 5時間00分

(山と高原地図標準コースタイム 6時間20分)

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11:20<0分>白谷雲水峡

登山届と入山協力金を支払います。記念のバッジを頂きました。

入山協力金 基本金額(1日) ¥1000

      山中で宿泊予定 ¥2000 

 

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映画「もののけ姫」シシ神の森内部のイメージとなった白谷雲水峡にやって来ました!
宮之浦地区中心部から路線バスで30分ほどで到着します。
1995年5月15日、宮崎駿監督をはじめとしたスタジオジブリのスタッフがここでロケハンを行なっています。 

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登り始めると、いきなり大きな岩に出くわします。これは憩いの大岩と呼ばれる巨大な花崗岩で、人の大きさと比べると如何に巨大な岩か分かると思います。

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f:id:goniyoyo:20170514111753j:plainさつき吊り橋

この橋を渡ると本格的な登山道に入ります。

 

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飛流おとしです。巨大な岩の割れ目を豊富な水量の清流が轟音とともに流れ落ち、とても迫力がありました。

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f:id:goniyoyo:20170514111827j:plainくぐり杉

 

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12:00<40分>白谷小屋

1日目の宿泊はここを予定していましたが、明日天気が崩れるということで、できるだけ距離を稼ぎたかったので高塚小屋を目指しました。

昨夜2時に群馬を出発して眠い中・・・・頑張りました。

 

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日本は世界的に見ても雨が多い国ですが、屋久島はその日本でも1・2を争うくらい雨の多い場所です。
島の中央部に九州最高峰の宮之浦岳を始めとした標高の高い山がそびえ、黒潮に乗った暖かく湿った空気が山にぶつかって雲が発生し、大量の雨をもたらします。こうした湿潤な環境がコケの生育に適しているのです。

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苔の森へ入りました。

 

f:id:goniyoyo:20170514111916j:plain苔むす森 もののけの森

ここは昔「もののけ姫の森」と呼ばれ、それを示す看板も設置されていましたが、あまりに多くの観光客がここで足を止めて周囲を踏み荒らしたため、2008年に「苔むす森」に呼称を変更し、看板も取り外されました。


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かみなりおんじ

 

太鼓岩

太鼓岩という絶好のビュースポットがあります。
眼下に豊かな森が広がり、遠くに宮之浦岳、永田岳、黒味岳といった屋久島を代表する山を望むことことができます。
雨が非常に多い屋久島において写真のように晴れわたることは珍しく、運が良かったです。

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12:35<1時間15分>太鼓岩

この太鼓岩からの眺めは、「黙れ小僧!」で有名な、夜中にアシタカとモロが対峙したシーンの風景にそっくりです。
巨大な岩から見下ろす森の絶景、中央の谷に沢が流れているなど、偶然とは思えないくらい似ています。
白谷雲水峡のロケハンの際、スタッフがここまで登って来たかは定かではありませんが、この風景を大いに参考にしたとは思われます。上の写真は映画のカットに合わせて撮影したもので、中央に流れているのは安房川上流の南沢です。
 

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中央が宮之浦岳です。九州最高峰1,936m

 

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辻峠にもどりました。

 

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辻の岩屋 広美、頑張って持ち上げてます。

 

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13:30<2時間10分>楠川分れ

ここで荒川登山口から上る人達と合流します。

 

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小杉谷山荘跡 ここにはトイレがあります。

 

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14:30<3時間10分>大株歩道入口

 

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14:50<3時間30分>翁杉

 

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14:55<3時間35分>ウイルソン

 ウィルソン株のあるところは広く、空も明るかった。切り株の中に入って見上げてみた。なんて大きい杉の木だったのだろう。10畳ほどはあるという中の空洞から見上げる青空のキャンバスは木々がいっぱいに描かれていた。この切り株の中に寝転んでその木の葉越しに星空を眺めてみたら、どんな気持ちだろう? 400年以上前に豊臣秀吉に献上するために切られたというこの切り株が今なおしっかりと残っているというのは凄い!

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15:35<4時間15分>大王杉

 

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15:45<4時間25分>夫婦杉

 

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16:05<4時間45分>縄文杉

これが縄文杉。7200年とも2200年以上とも言われる年輪と比べれば、私などたかが半世紀だが、その表皮のたくましさは相通ずるものがあるような・・・

 

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16:20<5時間>高塚小屋