雪が降る中、車坂峠を出発。黒斑山〜Jバンドまでの縦走では真っ白な雪に包まれての登山となってしまい、景色を楽しむこともまく、賽ノ河原までたどり着く。するとさきほどまでの天気が一変。眼前には壮大な浅間山と歩いてきた岩峰が姿を現す。素晴らしい景色に奴肝を抜かれる。
9:43<152分>前掛山登山口
昭文社「山と高原地図 浅間山」{車峠〜黒斑山〜湯の平周遊コース}で登山計画を立てました。しかし前掛山登山口まで、速いペースで来てしまい体力も充分なことから、前掛山登山を敢行しました。
ここに来て登山者が増えてきました。恐らく別ルートからと思われます。
真っ直ぐ登って行ったところで緑色の立ち入り禁止のロープが張られています。ロープの向こう側が浅間山山頂で火口があります。数名の登山者が登っていましたが、私は無視しました。右手に曲がると避難豪を発見。先に見えるのが前掛山山頂です。山頂という感じではないのでわかりづらいですが、細く伸びている稜線の一番高いところです。柱が建っているのが見えますか?
小諸市方面
風が下から吹き上げてくるのですが、それが冷たい!
耐えられなくて思わず走り出してしまいました。
10:35<204分>浅間山(前掛山)山頂
あまりの寒さに登山口まで一気に降りました。
前掛山登山口から湯の平高原を進み、トーミの頭を望む。
湯の平口から1時間20分(ガイドタイム)の急坂に向かいます。
急坂の途中、大きな岩の上で昼寝をしているおじさんが居ました。
上から覗いた感じです。このおじさんは良く知っていて最高の展望を独り占めしていました。
すれ違う登山者と話をすると、山頂まで行か無い人が結構多いことに驚かされました。
ひとそれぞれ目的が違うのです。
ズームで妙義山がはっきりと見えます。
登山を開始してから4時間近く経ちました。この急坂が一番応えた・・・なかなか進まないのですが、トーミの頭から登山者の声だけがこだましてきます。
朝来たときは真っ白で何も見えなかったのに、今はスゴイ。これほど良い景色だとは思いませんでした。
かなり登山客も増えて交代で撮影状態でした。
表コースを振り返る
浅間山の外輪山の特徴、火口側は噴火の影響で切り立っていて、反対側は森林になっています。
気温もだいぶ上がって暑くなってきたので、森林を歩くのは気持ちが良かった。
最後の一輪でした・・・マツムシソウ
高峰高原ホテルには温泉も併設されていて、運がよければ富士山も見られえる温泉だとか・・・
ホテルの駐車場からも充分素晴らしい景色が望めます。
【感想】初めての浅間山、出発したときは冬山のような悪コンディションのなか、どうなることかと思いましたが、その後出会った景色には驚かされっぱなしでした。正直、登山する前に登山計画はしっかりと立てますが、山について詳しく予習することはありません。ですから、よく知らなかった分、驚きも大きかったです。活火山の浅間山を中心に囲む外輪山、特徴的な山容、本当に素晴らしいの一言です。やっぱり来て見ないとこの感動は伝え切れません。