槍ヶ岳〜大キレット〜奥穂高岳(その5)

2日目のスタート。槍ヶ岳山荘→中岳→南岳→大キレットと順調に通過しましたが、北穂高岳直下の谷間で滑落事故が発生。私とすれ違った中年男性(神奈川県の43歳)が死亡するという惨劇に遭遇。北穂高岳小屋に到着するも慌しい雰囲気・・・


穂高小屋で涸沢から登ってきたカップルに写真を頼まれ、私も撮っていただきました。こんな状況なのに・・・
少し休んで再び穂高岳山荘を目指します。


8:36<249分>北穂高岳山頂


北穂分岐


ここからの登山路も緊張感があります。
前方のご夫婦は涸沢に荷物をデポして、本日涸沢岳奥穂高岳を登頂予定だそうです。先に行かせていただきました。


ヤセ尾根・・・油断禁物。慎重に・・・


前穂高岳


救助ヘリが何度も旋回を繰り返す。
登っているこちらも緊張感が沸いてきます。
私も滑落するのでは・・・という気持ちになるのか?恐怖感がこみあげてきました。


涸沢岳への登りも険しい・・・正直馬鹿にしていました。というより忘れていたのか?
15年前の記憶を辿る今回の登山でしたが、これほどキツイとは思いませんでした。恐怖感も若い頃に比べて増しているような気がします。


緊張の連続。体が硬直しないように時折深呼吸をして体を休めるのです。


10:23<356分>涸沢岳山頂
疲れました。すぐ近くに穂高岳山荘が見えるのですがしばらくここで休憩しました。


奥穂高岳とジャンダルム


ジャンダルム


穂高岳小屋と奥穂高岳


10:50<383分>穂高岳山荘


奥穂高岳山頂
穂高岳】プロフィール
穂高岳(ほたかだけ)は、中部山岳国立公園飛騨山脈北アルプス)にある標高3,190mの山。日本第三位の高峰。日本百名山新日本百名山及び花の百名山に選定されている。
奥穂高岳涸沢岳北穂高岳前穂高岳西穂高岳などの峰々からなる穂高連峰の総称。前穂高岳以外は主に長野県松本市岐阜県高山市の境界に位置している。主峰は奥穂高岳であり、長野県 (信州) と岐阜県 (飛騨) の最高峰である。 北は大キレットの峻険な登降を経て、南岳、大喰岳の先の槍ヶ岳に連なっている。南は奥穂高岳より西穂高岳に至る痩せ尾根を経て、焼岳へと連なる。奥穂高岳より吊り尾根を経て、前穂高岳に至り、カール (圏谷) を下れば、上高地河童橋に至る。また、岐阜県側に穂高岳山荘から白出沢を下るか、あるいは西穂高岳からロープウェーかその下の道を下れば、新穂高温泉である。
穂高岳は、剱岳谷川岳と共に日本三大岩場に数えられている。特に、涸沢岳から南岳の稜線の飛騨側には、谷川岳一の倉沢と並ぶ有数の岩場滝谷を擁する。 (滝谷は急峻なだけでなく、崩れやすい岩も多く、岩の墓場と形容される[誰によって?]) また、前穂高岳の東側、奥又白谷の上部も角度の高い岩壁となっている (前穂東壁と呼ばれる) 。井上靖の小説『氷壁』で魚津が遭難したのが前者で小坂が遭難したのが後者である。
穂高岳登山の拠点となる涸沢は、奥穂高岳前穂高岳に挟まれた吊り尾根よりU字型にえぐられた圏谷で、夏でも雪渓が残る。


上高地方面


前穂高岳方面


馬の背・・・そしてジャンダルムへ
明日はここから西穂高岳へ向かう予定です。


穂高岳山荘まで降りたら、大キレットで追い抜いた夫婦と再会。お互いの無事を喜びあいました。
2人が食べていたうどんが美味しそうだったので、私も購入。
うどん ¥850
富山名物の渦巻きかまぼこが入った御うどん。とっても美味しかったです。ご馳走様でした。

出会った花