甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)2,967m

8月7日(月)

南アルプス遠征の二日目

甲斐駒ヶ岳です。

こもれび山荘で、早朝4:00に朝食を食べてから、明るくなるのを待って出発しました。

【コース】北沢峠(こもれび山荘)<5:00>━長衛小屋<5:09>━仙水小屋<5:38>━仙水峠━駒津峰━直登━甲斐駒ヶ岳<8:57>━巻道━駒津峰━双児山━北沢峠(こもれび山荘)<12:45> トータル行動時間 7時間45分

 

第一チェックポイント 長衛小屋

 

仙水小屋

 

霧が晴れてきました

甲斐駒ヶ岳が見えてきました。

山頂

甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)は、南アルプス国立公園内の赤石山脈南アルプス)北端の山梨県北杜市長野県伊那市にまたがる標高2,967 mである。峻険な山容をもち、半ば独立峰のような姿勢で屹立する日本アルプス屈指の名峰で、日本百名山新日本百名山[新・花の百名山山梨百名山信州百名山日本百景に選定されている。

南アルプスの山々は、高い標高と大きな山容を持ってはいるが、全般になだらかな稜線を連ねており、鋭角的な姿をした山は多くない。しかも、仙丈ヶ岳など南アルプスの他の多くの山は、前山に阻まれて人里からは間近に見えないことも多い。これに対して、甲斐駒ケ岳は、山梨県側の山麓から一気に2,500 mほどの標高差をもって立ち上がっており、中央本線沿線からもその全貌が望まれる。また、「日本百名山」を記した深田久弥甲斐駒ヶ岳の項の中で、「甲斐駒ケ岳は名峰である。もし日本の十名山を選べと言われたとしても、私はこの山を落とさないだろう」と述べており、その山容を絶賛している。

さらに、水成岩の山が多い南アルプスの中で、例外的に火成岩である花崗岩から成るため、山肌が夏でも白く望まれることも、駒ヶ岳の個性を際立たせている。このため、甲斐駒ヶ岳は古くから多くの人々に名山として称えられ、詩歌に歌われてきた。作家の宇野浩二はこの山を「山の団十郎」と評し、江戸時代の僧侶海量は、「甲峡に連綿として丘壑(きゅうがく)重なる 雲間に独り秀づ鉄驪(てつり)の峰」とその姿を漢詩に歌っている。

甲斐駒ヶ岳はまた、古くから信仰の対象ともなってきた。山梨県側の山麓の横手・竹宇両集落には駒ヶ岳神社が鎮座しており、そこから山頂にいたる黒戸尾根には現在も不動岩(威力不動尊を祀る)等の信仰にまつわる多くの石碑や石仏が残る。