剱岳〜立山 1日目

8月23日(火) 晴れ
今年の夏休みは白馬岳縦走を計画していましたが、大雪渓の積雪量が例年の1/3程度だというので、取りやめました。
急きょ計画変更して、あこがれの剱岳へ向かう計画を立てました。
朝7:00頃、群馬を出発。下道と高速道路を併用して、約6時間のドライブでした。
コース立山駅<14:20>---美女平駅<14:43>---室堂バスターミナル<15:35>---みくりが池温泉<16:17>---雷鳥沢キャンプ場<16:50>
トータル行動時間 2時間30分(同行者 広美)



立山駅駐車場


駅へ向かう広美


立山駅の前で記念撮影


駅の屋根にはシカのオブジェ


14:20発ということで、立山駅周辺をぶらぶらしてます。


立山駅外観
キップ売り場にて室堂までの乗車券を購入する。往復だと片道より550円安上がりだというので購入。大人1名で4310円。以前は10?以上の荷物に300円の過金があったそうですが、いらないとのことでした。


駅構内にあるフードコート「アルペン


改札前の売店


信州産りんごのさんさ


オリジナル地ビール「星の空」


14:20<0分>立山
これから乗車します。


車内


音声ガイドが流れていました。
立山ケーブルカー(たてやまケーブルカー)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂にある富山地方鉄道立山線との連絡駅の立山駅から、室堂への連絡バスの発着する美女平駅までを結ぶ立山黒部貫光のケーブルカー路線。正式名称は鋼索線(こうさくせん)であるが、同社の黒部ケーブルカーも正式には同名であることもあって、案内上は用いられていない。立山黒部アルペンルートの一部を構成する。もと立山開発鉄道の路線だったが、2005年に立山黒部貫光と合併し、同社の路線となった。
車窓からは柱状節理の岩肌を見ることができ、自動放送のアナウンスでも案内される。

黒部ダムの建造中は材料の運搬に使われたのだとか・・・長く現役で頑張っています。


14:43<23分>美女平駅
ケーブルカーの乗車時間はたったの7分。今度は美女平駅から立山高原バスに乗って室堂へ向かいます。約50分かかります。
立山高原バスやまこうげんバス)は、富山県中新川郡立山町にある立山ケーブルカーとの連絡駅である美女平駅立山トンネルトロリーバスとの連絡駅である室堂駅を結ぶ路線バスである。運営会社は立山黒部貫光
美女平駅 - 室堂駅間で運行される高原バスである。全線で富山県道6号富山立山公園線(立山有料道路)を通っており、マイカー規制が行われているため、一般客は必ずこの路線バスを利用することになる。4月 - 11月のみ運行し、冬期は運行しない。
なお、立山ケーブルカーの混雑状況によっては立山駅前から室堂駅まで直行バスが運行されることがある。
もともとはディーゼルバスを使用していたが、現在はハイブリッドバスへの置き換えを進めている。


バスに乗車中にもガイダンスが流れて立山の自然について説明がありました。靄がかかっていたため景色をみることができませんでした。
乗車時間もあっという間。室堂のバスターミナルが見えてきました。


15:35<75分>室堂バスターミナル


売店で売られているキットカット。限定品らしいですが・・・


味覚コーナー。佐々成政のさらさら越えにかけて、「さらさら汁


「さらさら越え」の「さら」は一般に「沙羅」と云う漢字が充てらます。ザラ峠は北アルプス立山連峰の獅子岳から五色ケ原へ抜ける稜線上にある峠で、獅子岳から大きく下った鞍部にあって、ここから再び急登して五色ケ原に至ります。行って見るとわかりますが、ここは砂礫の連なる荒涼とした場所です。「沙」には「砂原」、「羅」には「つらなる」「陳列する」の意味がありますから、まさに名前どおりの場所なわけです。「沙羅」が「さらさら」に変化した理由はわかりませんが、おそらく言いやすさからではないでしょうか。また「さらさら越え」とは佐々成政の事績だけを言います。
佐々成政の「さらさら越え」については諸説がありますが、成政が往路だけでなく復路も無事に通過していることを考えると、現在のザラ峠ではなく、もっと南の安房峠を越えたのではないかと考えられます。ザラ峠ルートはここを越えても一旦黒部峡谷に下って黒部川を渡り、再び後立山連峰の針ノ木峠に登って針ノ木谷を下らなくてはなりません。ここは冬期は雪崩の巣でとても通られる道ではありません。冬期に越中から信濃に抜ける比較的安全なルートは、遠回りでも安房峠以外には考えられないと思います。


室堂ターミナルの屋上へ・・・屋上が出口になります。


眼前に立山連峰がお出迎え。靄がかかっていました。


飛騨山脈北アルプス)北部の立山連峰にあり、一帯は中部山岳国立公園の特別保護地区および特別地域である。 近年では、室堂といえば室堂ターミナル周辺の室堂平一帯を指す。室堂は立山黒部アルペンルートのコース上にあり、立山剱岳の登山の拠点となっている。 室堂ターミナル付近にあるミクリガ池やミドリガ池は立山火山の火口湖であり、地獄谷では現在でも火山性ガスや硫黄などの噴出物がある。周辺に遊歩道が整備され観光スポットとなっている。この地下から湧き出す温泉は、周辺のホテルや山小屋などの宿泊施設に供給されている。


本来「室堂」とは室堂ターミナルから徒歩10分ほどのところにある江戸時代の建物のことで、元来は修験者が宿泊または祈祷を行った堂であり、のちに立山に登拝する宗教登山者の基地となった。建材として美女平のタテヤマスギが使われている。この建物は「室堂小屋」あるいは「立山室堂」と呼ばれ、国の重要文化財に指定されている。新たな室堂山荘を隣接地に新築した上で、それまで山小屋として使われていたこの室堂小屋の建物は大規模な復元修理が行われた後、貴重な歴史的建造物として保存され、内部が有料で一般公開されている。現存する建物は加賀藩の援助で18世紀に建てられたものだが、最初のものは14世紀に建てられたと考えられている。
立山玉殿は室堂駅の東100 m程に位置する「玉殿岩屋」に湧く「立山開山記」にも記載されている湧水を言う。1968年(昭和43年)立山黒部アルペンルート立山連峰を貫く立山トンネル掘削作業中に雄山の直下の破砕帯から日量2万t、水温2 - 5℃の地下水が噴出した。この水が室堂バスターミナル後方の場所まで引かれ水飲み場が設けられている。また、この水はホテル立山の水道水としても利用されている。ほか「立山黒部サービス」ではこの湧水を全国に販売している。なお、市販されている湧水では全国で一番高いところで採取されている。水飲み場は5月下旬から10月下旬迄利用できる。1985年(昭和60年)立山玉殿の湧水として、名水百選の一つに指定された。


立山(たてやま)は日本の飛騨山脈北アルプス)北部、立山連峰の主峰で、中部山岳国立公園を代表する山の一つである。雄山(おやま、標高3,003 m)、大汝山(おおなんじやま、標高3,015 m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、標高2,999 m)の3つの峰の総称である。雄山のみを指して立山ということもあるが、厳密には立山連峰立山と称する単独峰は存在しない。剱岳とならび、日本では数少ない、氷河の現存する山である。


初上陸の室堂平。右往左往しながら本日の目的地「雷鳥沢キャンプ場」を目指します。


石畳で整備された歩道。塵ひとつありません。


みくりが池
室堂のシンボルといえる美しい火口湖です。最大水深15メートル 周囲約630メートル。青くすんだ池面に立山三山を映して 静まりかえっているさまは、まさに神秘的です。 室堂ターミナル屋上から徒歩数分で行けます。周囲600m、水深15mの火口湖。北アルプスの中で最も深い高山湖です。池の周囲には、雷鳥や伝説の花クロユリをはじめ、各種の動植物が数多く見られます。


みくりが池前で記念撮影


立山方面は靄がとれて晴れ間が出てきました。


スマホで撮影する広美


散歩していた女性に撮っていただきました。


美しい景色なのでもう一枚


ピースでもう一枚


16:17<117分>みくりが池温泉
みくりが池温泉(みくりがいけおんせん)は、富山県中新川郡立山町(旧国越中国)にある温泉。中部山岳国立公園区域内にある。標高は2,430mに位置する日本最高所の温泉宿である。
単純硫黄泉   源泉温度70℃
日本最高所にある源泉地帯である(標高2,300m) 地獄谷温泉からの引湯。
立山連峰の室堂、ミクリガ池の傍に日本秘湯を守る会にも属する1軒宿「みくりが池温泉」が存在する。なお、周囲にも地獄谷温泉の温泉を引湯した温泉旅館(山小屋)が点在しているが、最近まで真の温泉の湯を利用していた旅館はここだけであった。例年4月中旬から11月下旬までの営業で、冬季は休業する。
周辺の温泉宿と同様に旅館の要素と山小屋の要素を兼ね備えており、個室だけでなく相部屋も存在するが、純粋な山小屋とは異なり、ベッドの定員以上の宿泊はできないため、シーズン中は予約が必須となる。自家発電ではなく通常の電気が供給されており、山小屋によくある「消灯時間」はなく一晩中電気を点灯できる。なお、個室にもテレビは設置されていない。
日本最高所の温泉宿であるが、内湯のみで露天風呂はない。そのため、日本最高所の露天風呂は本沢温泉となる。


景色を堪能する広美


ヤマハハコ


何でしょう?


山崎カール
山崎圏谷(やまさきけんこく)は、立山の雄山北西山腹に見られる幅約400 m、長さ約600 mの圏谷。1905年(明治38年)に日本で最初に発見された氷河地形の圏谷であり、発見者である地理学者の山崎直方の名を取って命名された。立山の山崎圏谷(たてやまのやまさきけんこく)として国の天然記念物に指定されている。圏谷内は立入禁止だが、ミクリガ池北のエンマ台展望所から眺められる。


 中部山岳国立公園立山 ・ 地獄谷は立山火山の面影を残す爆裂火口だ。室堂ターミナルからすぐ、みくりが池温泉脇の北西の急な歩道を7〜8分下ったところにある。この地獄谷への遊歩道が、2012年度(平成24年度)から、当面の間、通行止めとなった(「エンマ台」と呼ばれる展望広場からは、引き続き地獄谷を眺望できる)。 環境省を中心に昨年度に行われた調査および火山ガス等の専門家による検討の結果、地獄谷の火山ガスの変化と噴気活動の拡大活発化により、火山ガス中毒の事故発生リスクが高まっていることがわかった。この結果を受けての通行止めだ。 なお、調査は継続して行い、火山ガスの変化や噴気活動のトレンドを把握した上で代替歩道も含めた調査、検討を行い、地獄谷の利用方針を検討していく予定となっている。


立山三山が美しい


立山三山と池塘


チングルマ


オヤマリンドウ


ガスが凄くて呼吸が苦しい


16:50<150分>雷鳥沢キャンプ場


管理事務所に立ち寄りテントの受付を済ます。
1泊 1人 500円
2泊以上 1人 1000円

雷鳥沢キャンプ場は広いし、地面の凸凹もありません。水やトイレの環境も整っているので非常に快適でした。
明日の剱岳に備えてワインで乾杯して早めの就寝です。